長崎 こだわりの木造住宅    


外観1
コストを抑えるため、外壁は塗装済の一般的なサイディングです。メンテナンスや耐久性を考えると、塗装済のサイディングは悪くはない材料。ただし、面白みには欠けます。そこで、破風板は本物の木、軒裏は垂木、野地板を見せ化粧仕上げとして在来木造らしさを強調しました。

外観2
こちらが南面です。西側に部屋が突き出しているためデッキのあるリビングの大開口への日射は遮られてしまいます。それを解決するのが大開口上部のオーニング窓。リビングの吹抜けに太陽光を誘い込み、リビングを暖かく明るいものにします。もちろん、夏場は庇のお陰で直射はほぼ入らないようになります。

リビング全景
大きな吹き抜けをもつリビングです。エアコンが苦手というクライアントのため空気を動かすための開口を採りました。南北はもちろん東西にも窓をもうけ、風が自由に流れるようにしてあります。
大工さんのコダワリは材木。しっかりと手鉋で仕上げられた柱は艶がちがいます。これだけの幅の梁となると通常は米松を使用するのですが、ここでは国産杉。こちらも目のきれいなものばかりでした。

リビング俯瞰
2階からリビングを見ています。たった2畳分のタタミですが小さなテーブルをおいてちょっと飲んだり、ちょっと横になったりするのにとても便利なんだそう。ここの框も無節の檜です。じつは階段もすべて檜の手刻み。ササラや段板も無節の美しいものです。

リビングダイニング
ダイニングテーブルの奥がキッチンです。
室内の照明器具はIKEA。ロッキングソファもIKEA。ほかにもあちこち。
福岡IKEAがオープンしてなかったので神戸まで買い出しに行ってきました。
ソファの後ろの地窓はクライアントのアイデア。夏でも開けたまま寝られるようにとの配慮です。

ダイニングコーナー
ダイニングとキッチンを隔てる棚にはノートパソコンやプリンタなども置けるようにしました。ダイニングテーブルで作業をしながらパソコンも気軽に使えるようになっています。階段下には蓄熱暖房機を設置しています。

リビングおよび東側デッキ
東側にもデッキがあります。南向きのデッキは夏はオーニングでもないと使う気になりません。そこで、屋根付きのデッキを東側にも設けています。
ダイニングのペンダントライトのためにライティングダクトを設置。ここも大工さんが美しく納めてくれています。

2階個室

2階の子供部屋です。先々、子供さんが仕切られた部屋を希望したら、手摺の内側にカベを設ける予定です。