□次の世代も住めること(いわゆるスケルトン・インフィルという考え方)
□ ローコスト化の工夫(作成中)
家を建てるための敷地ですが、平地ばかりとは限りません。通常、斜面の土地だと造成して平らにするケースが多いようですが、斜面の状態のまま、斜面を生かした家づくりも可能です。また、段差があったり、狭すぎたり、うなぎの寝床のような状態だったり・・・。そんな土地でも可能性を探り、その土地の特徴を生かした家づくりにチャレンジしています。ただし、地盤(地層)しだいでは平らな土地でも建築には不向きな土地があるのも事実で、そういった敷地の場合、建築場所の見直しを提案させていただく場合もあります。
もちろん、ご希望があれば、指定された構造を前提に設計を進めます。ただ、コンクリートや鉄骨は高そうだからとか、あるいは、住宅は木造以外に考えてなかったというお話もよく耳にします。そういった場合には、それぞれの特徴を知っていただいた上で、理想とする家のお話をお聞きしながら設計を進めそのプランにふさわしい構造を選択させていただくようにしています。
家庭は時とともに変化していきます。子供が増えたり、受験のために静かな部屋が必要になったり、親と同居したり、子供が一人立ちして、また部屋が空いてしまったり・・・。そのたびに部屋を増築したり、間取りを変えたりというのはなかなかできることではありません。そのため、家族構成の変化に合わせられるように、個室を小割に固定せず、大空間のひとつの部屋を家具や取り外し可能な間仕切壁などで自由に仕切ることができるようにしています。
建材は日進月歩です。ただ、肌触りに関しては自然素材に追いつかないというのが現実です。そしてまた、建築はコスト抜きでは考えられません。いろいろな条件のなかから、その住宅にふさわしい材料を見つけるのはとても大変な作業ですが、そのぶん、家づくりを楽しむことができます。また、ハウスメーカーや特定のメーカーの代理店をしているような工務店などのような規制もありませんので、ネットなどで見つけた材料などや産地直送の材木なども自由に使用できます。(ただ、同じメーカーのものを大量につかうときのような値引きが期待できなかったり、ネットなどの利用の場合、材料の手配など、ご自身で手配していただくこともありますので、手間が掛かることは覚悟しなければなりません。)
□次の世代も住めること(いわゆるスケルトン・インフィルという考え方)
家づくりそのものは大量の資源を使用します。エコロジーということだけでいけば、相当なレベルの省エネ住宅でないかぎり建てないほうがいいに決まってます。かといってやはり家は持ちたいもの。ということで、貴重な資源を利用するのですから、せめてできるだけ耐久性のある住宅にしたいところです。しかし、単に耐久性があるだけでは永く使えることにはなりません。それは家族構成が変わるだけでなく、時代により生活のスタイルが変わっていくからです。そのためには設備や水周りを含めたプランの変更などにも対応できるような構成とし、外装、躯体はそのままに、内部を自由に改修できるような建築でなければなりません。私たちは構造に関係なく、できるだけ自由になる空間を持つ骨格の家づくりを目指しています。